みちのくの小京都、角館

秋田県・角館の今に続く町並みをつくったのは芦名(あしな)氏で、江戸時代のはじめ1620年(元和6年)のことでした。その後は佐竹北家の城下町として栄えました。

玉川と桧木内川に沿いに市街地が拓け、三方が山々に囲まれたこの町は、歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい、まさに「みちのくの小京都」と呼ぶにふさわしい風情を漂わせた観光名所です。町は「火除(ひよけ)」と呼ばれる広場を中心に、北側は武家屋敷が建ち並ぶ「内町(うちまち)」、南側は町人や商人が住む「外町(とまち)」に区分されました。

武家屋敷が立ち並ぶ通りは、現在も江戸時代末期時の屋敷割や、母屋・門・蔵の屋敷構え、枡型など武家町の特性をよく残しています。この武家屋敷群の表通りは、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けており、文化財として保護されています。

「外町(とまち)」は、武家屋敷が立ち並ぶ「内町(うちまち)」とは対照的に、びっしりと商家などの町並みが続き、こちらも歴史を感じさせます。古い建物や土蔵も数多く残り、現代もこの空間を大切にしながら、店舗やレストランなどに活かされています。